2023年 年頭挨拶

 新年あけましておめでとうございます。
令和5年の輝かしい新春を迎え、謹んで皆様のご繁栄とご多幸・ご健康をお祈り申し上げます。

 常日頃は、JA越後おぢやの事業運営にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。2021年始挨拶

 昨年もJA事業は新型コロナウイルスの影響を大きく受けた年でした。特に「おぢや農林まつり」「ふれあい感謝祭」など多くのイベント等が中止を余儀なくされました。農業面では、水稲は全国の作況が「100」であったものの新潟県では「99」、並びに小千谷市を含む中越地域は「100」となりましたが、実際は平年より若干下回ったのではないでしょうか。8月中旬以降の日照不足が要因であり、JA集荷数量も契約対比93%となりました。品質面では1等米比率は主力品種コシヒカリ85・5%(全品種81.4%)とまずまずの結果となりました。販売面では、全国的には消費減少・コロナの影響等により厳しい状況ですが、魚沼産コシヒカリは一定の需要が見込めることから品薄状態となっています。園芸では、主力品目カリフラワーは、栽培面積が増え、春カリフラワーにも取り組みましたが、秋野菜類の単価安で厳しい結果となりました。他の重点品目では、人参は順調に推移し、すいか・メロンも出荷時期の好天により販売環境に恵まれ、昨年を大きく上回る結果となりました。
米の需給状況は依然として厳しい状況が続いています。国は令和5年産主食用米等生産量を669万トンと設定しました。厳しい状況下ですが、JAでは「需要に応じた品揃え・生産」を基本に、主食用米・非主食用米を合わせた「おぢや米」の需要拡大に引き続き取り組みます。
生産者の皆様からは、より一層「需要に応じた米づくり、水田活用米穀(非主食用米)への転換」にご協力をいただきたいと思います。
消費者の皆様には米を含む「小千谷産農畜産物」の消費拡大により一層のご理解・ご協力をお願い致します。

 近年、小千谷地域では農業の構造変化や高齢化等による農業者の減少と多様化の進度は早くなっています。JAだけでは「持続可能な農業」「豊かで暮らしやすい地域社会」を実現することはできません。是非、地域の皆さんからも「農業応援団」としてJAの各事業に参加をお願いします。また、令和6年2月を目標に魚沼4JA(北魚沼・十日町・津南・越後おぢや)で合併協議を進めていますので、ご理解をお願いします。
本年の干支は「癸卯(みずのと・う)」です。卯年については、「兎は跳ねる特徴があるため景気が上向いたり回復する」と言われています。縁起の良い年であるようです。世界が平和で希望に満ち溢れた年になるようご祈念申し上げ、新年のあいさつと致します。

越後おぢや農業協同組合

代表理事組合長 藤島 睦